中心結節

 

img090

img097

 

 

img001

歯の中心になにか見えますね?

これは中心結節といわれるもので、歯の形態異常のひとつとされ、初発部位は下顎第二小臼歯です。1~4%程度の頻度で現れるらしいです。

この結節自体は特に悪いものではなく、問題ないのですが、形態的に折れやすいことが問題です。
(タブレットで描くのは初めてなので少々変なのはゆるしてね)とりあえず、歯の絵を描いてみました、これは中心結節のない一般的な下顎第二小臼歯の絵です。(つもりです)

歯の中心にある赤いところは歯の神経で歯髄とよばれます。

 

img100
さて、中心結節がある場合は、そのツノの中心に神経が存在することがあります。

 もし、中心結節が折れてしまった場合、その中には神経が走行していますのでそこから容易に感染します。

感染した後は、痛みがでるかもしれませんし、出なくても早々に神経は壊死してしまうので、歯の神経をとる処置が必ず必要になります。

 また、もし、中心結節の存在を本人、周りの人が知らなかった場合を想像してみてください。歯は痛いんだけど外からは、結節が折れることにより、普通の外観の歯が、言い換えるなら一見して健康に見える歯があることになります。何で痛いのかなぜ処置が必要なのか理解不能な状態に陥ると思います。