マイクロサージェリー

マイクロ サージェリーとは?

一般的には顕微鏡下での縫合とか切開をさすのかな?

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マイクロ下でのループ縫合(実習模型)

歯科でも、外科的なことをしますが、口腔粘膜もきちんと細い糸で縫合するときれいに治ります。

ただ、糸はちょっち細いよ。7号から8号をよく使ってます。

症例は、右下の2番の完全脱臼した子のものです。再植して、縫合しました。抜糸後では特に目立たないと思うのですが、どうでしょう。いまどき、完全脱臼とかすると、インプラントにしてとかいう考えもあるかもしれませんが、ここまで戻るならいいと思いますが、、

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抜糸後

 

 

 

 

術前もあるのだけど、ちょっと血とか出てるのでかんべん。

 

 

 

 

CWCT による根管充填

スライド1 上顎7番の感染根管治療です。厄介なことに近心頬側根が1-1-2のスタイルで存在しましたが、マイクロスコープ下で根管拡大を行いました。イスムスの清掃も十分に行いました。(激ムズ〜〜)

 

スライド2

口蓋根と遠心頬側根はCWCT法による根管充填を行いました。

スライド3

近心頬側根はCWCT法では困難だったため、スーパーエンドβで加熱したガッターパーチャをおいてそれぞれを#35のNiTiスプレッダーで加圧し、ダウンパックを作りました。(1-1-2の2の部分まで。)それぞれ、マイクロで確認を行いました。その後、1-1-2の1-1の部分は通法通りにダウンパックして終了です。

 

床矯正症例3

術前

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前歯の部分が反対咬合、いわゆる受け口になってます。この患者さんもシールドを使用してもらいました。

術後

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下の歯が大人の歯に変わりました。順調に治ってると思います。

経過観察

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上の歯も永久歯が生えてきました。

歯だけでなく、顔貌もよくなってきています(さすがに顔貌はここには出せません。)。装置をきちんと使ってくれた患者さん、お母さんがしっかり指導していただいた賜物です。

閉口機能印象

義歯

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アルジネート印象の写真です。

気泡もなく、粘膜の状態もうまく採れてます。本院での義歯は閉口機能印象、ゴシックアーチによる咬合採得を行い、作成しています。これらの手技により、たとえ下顎の総義歯でも吸着する義歯が作成可能です。

審美インレー修復

審美インレー修復 術後

どこを修復したか、わかりますか? 歯質接着性材料のおかげで、審美インレー修復が可能となりました。(部位、材料によっては保険適応外です)

審美インレー右下4

 

 

術前ー作業用模型

術後 ー 作業用模型との比較です。

右側は間接法(型取りをして、模型上で修復物を作っていく方法)での作業模型です。歯型から術前の型取りの様子が分かると思います。

エステニアインレーを歯質接着性レジンセメントで接着してしています。

象牙質 接着.003

 

レジン充填 左上1

レジン充填 術前

象牙質 接着.001よく見かけられる、充填物(ここではレジン)の変色、着色です。”虫歯ですか?”とよく尋ねられますが、厳密には虫歯ではないと思います。虫歯は歯が細菌により溶かされるのですが、これは充填体とその表面性状もしくは接着界面の劣化です。これを、”やり直す必要があるか?”と聞かれると、”審美的要求があれば”とお答えしてます。

術後

象牙質 接着.002

古い充填物を除去して、再充填をおこないました。

充填前に象牙質接着材(クリアフィルメガボンド)で歯面処理を行い、その後、微細凹凸を処理するためとオペーク効果のためにエステライトフロークイック(AO3)を一層塗布しました。その後、エステライトΣクイックのA3とB1を用いて充填を行いました。

レジン充填 左上4 マイクロスコープで

術前

SONY DSC多分、歯頸部の充填物が脱離して、虫歯にもなってます。

術中

SONY DSC

(以下、すべてマイクロスコープを使用しています。)虫歯の部分を除去し、レジン充填を行う準備を行なっています。

SONY DSC

まずは、黒の糸をいれて更に、その上から白い糸を入れてます。これは詰め物が、段差なく移行的にするための前処置です。

SONY DSCレジン充填を行いました。(色が黄色いのはフィルターをかけてます。)その後、糸を取り除きます。

術後

SONY DSC綺麗にできたと思います。大切なことは、色が合っていることもですが、段差も見られないことが大切です、

 

床矯正症例2

術前

DSC_0983典型的な反対咬合です。この症例では、年齢を考慮して”シールド”の使用をお勧めしました。(2012.7.18)

 

術中

DSC_0070まだ4か月程度ですが、かなり改善されてきたと思います。永久歯の生えてくる前に改善すれば、上顎骨の成長を妨げなくなりますし、また顔貌もしっかりしてきます。(2012.10.23)

一年経過

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ひさびさに来院されました。(2013.8.16)途中来院が途絶えて、久々の経過観察なのですが、立派に直りました。経過観察が途絶えたこともあり、やや使い過ぎなきもしますが、まあいいのではないでしょうか。あとは、永久歯になってもこの状態が保てるか慎重に経過をみなければなりません。

根管治療右下7、マイクロスコープ

SONY DSCマイクロスコープを使うと、はっきりとものが観察できます。真ん中のピンク色に見えるものが、ガッターパーチャーと呼ばれる根充材です。面白いことに、この症例では、一般的な歯と頬舌側が反対でしたが、マイクロスコープを使用しての根管治療でしたので、自信をもって処置が行えました。

根管治療左上6、マイクロスコープをつかって

術前

1007270026_121228160206 左上の6番近心頬側根に何かあります。そこそこ、深く細いのですが、なんとか、除去し、治療を続けました。この根管は腫れやと痛みの原因になっていたので、除去できなければ、抜歯もしくは抜根等の外科処置もしくは抜歯が必要でした。

術中

1007270026_130116120507無事に除去できました。レントゲンからわかるように、無駄な拡大もおこなっていないと思います。