レジン充填 左上1

レジン充填 術前

象牙質 接着.001よく見かけられる、充填物(ここではレジン)の変色、着色です。”虫歯ですか?”とよく尋ねられますが、厳密には虫歯ではないと思います。虫歯は歯が細菌により溶かされるのですが、これは充填体とその表面性状もしくは接着界面の劣化です。これを、”やり直す必要があるか?”と聞かれると、”審美的要求があれば”とお答えしてます。

術後

象牙質 接着.002

古い充填物を除去して、再充填をおこないました。

充填前に象牙質接着材(クリアフィルメガボンド)で歯面処理を行い、その後、微細凹凸を処理するためとオペーク効果のためにエステライトフロークイック(AO3)を一層塗布しました。その後、エステライトΣクイックのA3とB1を用いて充填を行いました。

歯質接着性 材料について 1

接着歯学

パナビア ー 象牙質 界面

これは、商品名”パナビア”というレジンセメントと歯質の接着界面の電子顕微鏡像です。

歯科治療で材料を使わないことはないので、材料の進歩が治療成績に直結すると言っても過言ではありません。レジンセメントが開発されたからこそ、実現できた治療法もあります。また、従来のセメントでなく歯質接着性セメントを用いることで、詰め物が外れにくくなる、長持ちするといったメリットがあります。しかしながらきちんと”接着”という現象を理解しないとこれほど危険な材料もありません。いろんな、勉強会、セミナーおよびホームページを見て、”歯質ー接着”について”む~~”とおもったこともありますので、ここでチマチマ書いていこうと思いました。

ちなみに、写真の黄色の矢印で示したのは”樹脂含浸層 – Hybrid Layer”とよばれる層で歯質接着を発現すると考えられているものです。

 

 

レジン充填 左上4 マイクロスコープで

術前

SONY DSC多分、歯頸部の充填物が脱離して、虫歯にもなってます。

術中

SONY DSC

(以下、すべてマイクロスコープを使用しています。)虫歯の部分を除去し、レジン充填を行う準備を行なっています。

SONY DSC

まずは、黒の糸をいれて更に、その上から白い糸を入れてます。これは詰め物が、段差なく移行的にするための前処置です。

SONY DSCレジン充填を行いました。(色が黄色いのはフィルターをかけてます。)その後、糸を取り除きます。

術後

SONY DSC綺麗にできたと思います。大切なことは、色が合っていることもですが、段差も見られないことが大切です、

 

イエテボリ テクニック

イエテボリ テクニック という歯磨き方法があります。  フッ素入り歯磨きの効果を、虫歯予防効果を最大限に引き出そうとするものです。

  1. 歯磨きは1日2回(データー的に2回以上に意味がないらしい)
  2. 歯磨き粉は子供は0.5g、 大人は1.5g
  3. ブラッシングは2分
  4. 水は10ccほどですすぐ とゆうよりペーストを口の中にしみわたらせる。
  5. その後 2時間はうがいとか飲食を控える。

 

まあ、このテクニックはお口の中のフッ素濃度を長く保つことがミソなのでしょうか?

実践するとわかりますが、歯磨き粉の量が多いわりにすすぎの水の量はすくなく、市販の歯磨き粉で行うと余りにさわやかで、、、、就寝前に行うと寝れないかも?

ということでより実践的に  Check-Up gel(ライオン)をお勧めします。img035

img036img038

よく読むとイエテボリテクニックとよく似ていると思います。狙いは一緒でしょう。これだと特に子供の場合、味もきつくなくすすんでブラッシングができるようになると思いますし、フッ素濃度もきちんとそれように考えられているのでお勧めです。

レントゲンの被爆について

レントゲンの被爆について

”シーベルト”という単位を最近よく聞くようになりました。

レントゲンを撮影する場合、X線を当てて撮影します。このとき、人体は放射線にさらされます。これを”放射線被爆”といいます。大量の放射線被爆は人体に有害です。ただどの程度の被爆にさらされるかが問題でその尺度として”シーベルト”という単位が用いられます。

一般に、100mSvが健康被害が出始める被爆量なので歯科用レントゲンでの被爆はほぼ問題ないとおもわれます。さらに、鉛入りのエプロンで防御もしますので実質の被爆量はさらに減ります。

実効線量 (mSv)
内訳
0.1 – 0.3
1回の胸部X線撮影。
0.2
東京とニューヨーク間を航空機で1往復 (高度での宇宙線増加)。
1.0
一般公衆が1年間にさらされてよい人工放射線の限度

 

放射線業務につく人 が妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい放射線の限度
6.9
CT検査1回での被爆量
10
日本国原子力安全委員会の指針での一般人の「屋内退避」
ブラジル・ガラパリで1年間に自然環境から1人が受ける自然放射線。
0.01 – 0.04
パノラマX線(大きな口腔内全体を撮影)撮影での被爆量
0.001 – 0.004
デジタルパノラマX線(大きな口腔内全体を撮影)撮影での被爆量
0.01 – 0.03
デンタルレントゲン(数歯単位の小さな)の撮影
0.001 – 0.003
デジタルデンタルレントゲン(数歯単位の小さな)の撮影

隠し文字、マイクロスコープで

SONY DSCSONY DSC ”隠し文字”って知ってました?いままで知らなかったというか、日本のお札の印刷技術はすごい!!1000円の桜のなかに”ニ”、”ホ”、”ン”の文字が見えます。黄色丸の中に””の字が見えます。

 マイクロスコープでははっきり見えますが、裸眼では歳のせいか無理でした、、皆さんも見てみてください。(他にも隠し文字はあります。)

 

床矯正症例2

術前

DSC_0983典型的な反対咬合です。この症例では、年齢を考慮して”シールド”の使用をお勧めしました。(2012.7.18)

 

術中

DSC_0070まだ4か月程度ですが、かなり改善されてきたと思います。永久歯の生えてくる前に改善すれば、上顎骨の成長を妨げなくなりますし、また顔貌もしっかりしてきます。(2012.10.23)

一年経過

DSC_1472

ひさびさに来院されました。(2013.8.16)途中来院が途絶えて、久々の経過観察なのですが、立派に直りました。経過観察が途絶えたこともあり、やや使い過ぎなきもしますが、まあいいのではないでしょうか。あとは、永久歯になってもこの状態が保てるか慎重に経過をみなければなりません。

根管治療右下7、マイクロスコープ

SONY DSCマイクロスコープを使うと、はっきりとものが観察できます。真ん中のピンク色に見えるものが、ガッターパーチャーと呼ばれる根充材です。面白いことに、この症例では、一般的な歯と頬舌側が反対でしたが、マイクロスコープを使用しての根管治療でしたので、自信をもって処置が行えました。

根管治療左上6、マイクロスコープをつかって

術前

1007270026_121228160206 左上の6番近心頬側根に何かあります。そこそこ、深く細いのですが、なんとか、除去し、治療を続けました。この根管は腫れやと痛みの原因になっていたので、除去できなければ、抜歯もしくは抜根等の外科処置もしくは抜歯が必要でした。

術中

1007270026_130116120507無事に除去できました。レントゲンからわかるように、無駄な拡大もおこなっていないと思います。